橙印
先に形成した放線菌MOG-H2菌コロニー。
あとから添加した木材腐朽菌MOG-A1菌が、MOG-H2コロニー、
培養基全面に繁殖。
MOG-H2はMOG-A1菌の繁殖を抑止、阻止できなかった。
自生地の枯れ葉のエリアでは、
木材腐朽菌MOG-A1菌が「絶対王者菌」としてエリアを支配し、
それに従属した姿で放線菌MOG-H2が生息している。
放線菌MOG-H2菌は空中浮遊雑菌のコロニー増殖を抑止することが上の試験で解った。
木材腐朽菌MOG-A1菌をも抑止できるのか????
下記試験を行った。
MOG-H2コロニが優占繁殖している培養基にMOG-A1菌懸濁液を添加。
この場合、MOG-H2がMOG-A1菌の繁殖を抑止するのであれば、MOG-A1菌はコロニーを作れない。
培養基上で繁殖できない・・・。
放線菌MOG-H2と木材腐朽菌MOG-A1菌の共生関係
10月24日
処理6日後。
空中浮遊雑菌のコロニーの増殖を抑え、
放線菌MOG-H2の菌糸が培養基を占有している。
10月17日の状態
10月21日
MOG-H2菌は殆どの空中浮遊落下雑菌に対して、
強い抗菌作用を具備している。
培養10日後でも・・・MOG-H2菌が
培養基の占有菌となっている。
MOG-H2懸濁液添加2日後の状態。
全ての雑菌のコロニーは溶菌。
MOG-H2は2日ではほとんど増殖しないことから、懸濁液に溶けている
成分によって溶菌が行なわれていると思われる。
ひょっとして・・・未知の「抗生物質」を産生している?????
MOG-A1菌より空中浮遊雑菌に対しての抗菌力はMOG-H2が強い!
MOG-H2菌懸濁液添加2日後の状態。
全てのコロニーが溶菌。
10月18日 空中浮遊雑菌のコロニー
空中浮遊雑菌繁殖後
放線菌MOG-H2菌懸濁液添加抗菌試験
開栓したフラスコの培養基。
培養7日目で・・・紅色の細菌の小さなコロニーが発生している。
この細菌とMOG-H2のコロニー形成を観察する。
対照区
開栓したハイポネックス培地に形成した
多様な空中浮遊微生物コロニー
培養基にMOG-H2菌懸濁液5cc添加
開栓したフラスコ
新発見の放線菌MOG-H2が、空中浮遊雑菌に対しての抗菌能力を
探るために試験を行なった
供試材料
培地 ハイポネックス培地
試験方法
上記培地を300ccフラスコに300cc分注、オートクレイブ
これに放線菌MOG-H2懸濁液3ccを分注後、
開栓した状態で室内に放置倍培養。
開栓口から空中浮遊雑菌が培養基上に落下。
この落下した雑菌に対しての抗菌作用を観察する。
試験開始日 18年10月11日
培養温度 最低10℃ 最高20℃ 室内静置培養。
放線菌MOG-H2 懸濁液
放線菌MOG-H2の空中浮遊雑菌への抗菌試験
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